健診結果の見方

5 膵臓の検査

(1) アミラーゼ (Amy) 膵臓、唾液腺の障害を調べる

アミラーゼは、でんぷんを分解する消化酵素のひとつで、唾液腺から分泌される唾液と、膵臓から分泌される膵液に含まれています。これらの臓器に破壊や炎症が起こると、血液中にアミラーゼが多く出て、さらに尿中にも流れ出します。そのため、急性膵炎、慢性膵炎、膵がんなどがあると血清アミラーゼや尿アミラーゼが上昇するので、これらの病気の診断や経過観察に役立ちます。

■アミラーゼ値のおおよその目安

血清の値 IU/l 判 定 対 策
37 以下 低アミラーゼ血症 通常は特に心配なく、経過をみる。
38〜136 正 常  
137〜399 上 昇 膵臓の病気(膵炎、膵がん)、腎障害、肝障害、唾液腺の
病気を考えて、必要により詳しい検査をする。
400〜900 高アミラーゼ血症
900 以上 著しい高アミラーゼ血症 症状あればただちに入院し、治療します。

検査法や検査機関によって正常値が異なることが多い検査です。検査を受けた機関の基準値で判断してください。
やせている人は太った人より値が20%ほど高くなりますが、正常値の範囲です。
また、長期にわたる大量の飲酒習慣により値は上昇します。