ダイヘン
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月4回月4回 "はしご受診"とは、同じ症状で複数の医療機関を受診することです。はしご受診が医療費のムダといわれるのは、医療機関ごとに初診料がかかり医療費がかさむだけでなく、同じような検査が繰り返されたり、薬が重複したりするからです。 主治医の診断だけでは不安ではしご受診をする人がいるかもしれませんが、日頃から信頼できる「かかりつけ医」を見つけ、受診の際は体調の変化や不安などをよく相談しておき、はしご受診を繰り返さないようにしましょう。その差は2倍以上 ジェネリックを活用しましょう かかりつけ医をもちましょうはしご受診をすると●時間外、休日、深夜、 夜間早朝にかかる加算額同じ病院なら初診料初診料・再診料 かかりつけ薬局であれば、患者が服用している薬や薬に対するアレルギーの有無などを把握し、薬の重複やのみ合わせによる副作用が防げます。また、「お薬手帳」があると、薬の服用歴や既往症などの一括管理・指導に役立ちます。 安心・納得できる医療を受けられるように、受けた医療がわかる明細書の無料発行が医療機関に義務づけられています。領収書とともにもらって、医療費や診療内容のチェックに役立てましょう。 かかりつけ薬局をもちましょう 必ずチェック! 領収書と明細書加算料金初診の場合再診の場合+850円+650円+2,500円+1,900円+4,800円+4,200円+500円(一部の診療所のみ)2,910円750円750円750円5,160円 ジェネリックは先発医薬品の特許が切れた後に先発医薬品と同じ有効成分で作られた薬です。低コストで開発されるため価格が安く、安全性も確保されています。 お住まいの近くにかかりつけ医をもち、初診時はまずそこへ。検査や専門的な治療が必要なときは、紹介状をもらって大病院にかかれば紹介状がない場合の定額負担が必要ないため、医療費を抑えられます。A病院B病院C病院D病院2,910円合 計11,640円※いずれか1つが加算されます。※上記には健康保険が適用され自己負担割合に応じた額を支払います。※6歳未満の子どもはさらに高額な加算がつきます。平 日6時~8時と18時~22時土曜日6時~8時と12時~22時時間外加算休日加算日曜・祝日・年末年始深夜加算22時~翌6時夜間・平 日18時~翌8時土曜日12時~翌8時早朝等加算2,910円2,910円A病院2,910円合 計※左記には健康保険が適用され自己負担割合に応じた額を支払います。※同じ病院でも前の受診から1カ月以上あいた場合など、初診料がかかることがあります。※初・再診料のみで比較した例です。実際にはこのほかに検査料などがかかります。 休日や夜間に診療を行っているのは、急な対応が必要な患者を受け入れるための医療機関です。自分の都合などで休日や夜間に受診するのは避け、平日の日中に受診しましょう。 医療機関の診療時間外(右表参照)に受診した場合、原則として加算がつき自己負担額が増え、割高になります。 休日や夜間に子どもが病気になり受診に迷ったら、子ども医療電話相談(♯8000)を利用するとよいでしょう。小児科医や看護師に相談できます。 健保組合の財政は今、危機的状況です。増え続ける医療費に少しでも歯止めをかけるため、医療費のムダを減らすよう、あなたの受診を見直しませんか?やめよう時間外受診!平日8時~18時・土曜日8時~12時以外の受診は割高です"はしご受診"は医療費のムダです大切な医療費を節約するため、私たちができること62あなたの受診を見直しませんか?

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